古戦場の町 『関ヶ原』No.5
戦死者を葬った首塚(東首塚・西首塚)
関ヶ原合戦においての戦死者は、両軍合わせて8千人とも言われていますが、戦国期の戦場では味方だけでなく敵の戦死者も弔い、供養塚を築くのが当時の習わしでした。
関ケ原には東首塚と西首塚があります。首実検を行った家康が、当時この地の領主であった竹中重門に本合戦で死亡した兵士を埋葬することを命じ、首塚を築きました。
ここ東首塚には「首洗い井戸」も残されており、首実検に先立ちここで井戸水を使って首級の血や土などが洗い落とされました。
東首塚境内 には、関ヶ原合戦の火蓋を切ったとされる東軍「松平忠吉・井伊直政の陣跡」があります。事実上総大将であった井伊直政は、東軍先鋒であった福島正則から抜け駆け先陣を奪った武将であり、これにより開戦となったと言われています。
西首塚は国道21号線沿いのわかりやすい場所にあります。
これら歴史の遺構は、近隣住民によって管理され400年以上たった今もきれいに保存されています。
駅前には気軽に立ち寄れる「街角観光案内所」があり、効率よく史跡を巡るコース紹介や資料を数多く取り揃えています。関ヶ原に詳しいボランティアが情報を提供してくれます。
ぜひご利用ください♪(*^。^*)
開所時間:9:00~14:00
電話番号:0584-43-5559
営業期間:4~11月中旬