古戦場の町 『関ヶ原』No.7
松尾山・小早川秀秋陣跡
関ヶ原の戦いで、小早川秀秋は、1万5千の兵を率いてここ「松尾山」に布陣していました。西軍に属していた小早川でしたが、東軍・徳川家康と内応していたと言われています。だが、戦いが始まっても西軍・東軍どちらにつこうかずっと悩んでいました。眼下に広がる戦局は西軍が有利に傾きはじめていました。そんな時、見かねた東軍が松尾山に向け発砲、驚いた小早川は東軍に寝返ることを決意。一気に大谷隊を攻め込みました。
この裏切りがターニングポイントとなり、東軍を勝利に導いたと言われています。
松尾山は、標高290メートルの低山のため、気軽に歴史トレッキングとして訪れることができます。麓の駐車場からは、約40分で登頂できます。歩きやすい登山道として整備されており、また、所々には幟(のぼり)が建っており、気分も盛り上げてくれます。
山頂は、古戦場を眼下に見渡せる絶景ポイントとなっています。陣地になっていたことを思わせるさすがの見晴しです。
今の時期、森林浴も兼ねた登山気分で自然の風景を楽しみながら歴史に浸って みるのはいかがでしょうか(*^。^*)♪